至仏山山頂から延びる斜面のスケールはアルプスの山々に匹敵する大きさをもっている。戸倉〜鳩待間のゲート開放前に訪れれば貸し切り状態の滑りを楽しむ事ができる。
4月18日:至仏山〜ワル沢滑走
国道脇の駐車スペースに車を停め準備に取り掛かる。去年は津奈木橋までテント
を背負い徒歩2時間の林道歩きをしたが、今年は日帰りで自転車を準備してきた。
ゲート解放前の今の時期はまず積雪はない。
津奈木橋までのアプローチは自転車でダラダラ登り40分程で到着した。橋の脇に
はすでに数台の自転車が停めてある。
車道を少し登り斜面に取り付く。約2時間ほどで稜線に到着する。前方には至仏山
、燧ヶ岳。下方には尾瀬ヶ原の展望が開ける。小休止を挟んで杉林を縫ってオヤ
マ沢田代〜小至仏山〜至仏山へ続く尾根をトラバース気味に登っていく。
出発から5時間で至仏山山頂に到着した。
下りはザラメ雪の1枚バーンを一気に高度差700m滑って行く。今年は雪が少なく気
温の高い日が続いたので沢が所々顔を出していたが、気を付けていれば問題ない
だろう。
鳩待峠からは車道を少し下りヘアピンカーブの所から津奈木沢を滑り降りる。降
り口で雪が少なく苦労した、恐らくこのルートは今週が限度だ。
津奈木橋で荷物を整理し、自転車に跨がり、いざ出発!帰りは自転車まかせで15
程度で戸倉ゲートに到着した。
長い一日だったが春の温かい陽射しの尾瀬山行はとても気持ちが良い旅だった。