自遊会　〜自然と遊ぶ会〜

小日向山には夏道はない。春先に猿倉から登る人が多いようだが、厳冬期の新雪も魅力的だ。
行程が長いため、早朝に出発する。二股から林道を歩き取り付き地点に到着する。取り付きは急斜面でつぼ足で登っていく。 1600mまでくると白馬三山が迎えてくれる。予定より早く山頂に到着するが青空は消えて、白馬の山々はガスの中に隠れてしまった。晴れていれば360度の大パノラマが見えたはずであり残念だった。
北東斜面を滑るべくルートを確認した。小日向はいくつも滑るルートがあるが、今年は雪量が少なく、沢が割れているとの情報があったため、直接林道へ出られる北東斜面を滑ることにした。滑り出しの下部が見えないくらいの急斜面から始まり、尾根斜面、沢斜面から樹間のちょうどよいブナ林とバラエティーに富んでいて飽きることはなかった。 猿倉の林道に到着後は、雪の積もった道をスキーで下っていった。